熊野バーチャル筆まつり

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筆供養

筆供養


熊野で生まれた筆たちはその役割を果たした後は再び熊野へ帰り、当地で永代供養されます。
筆供養は役目を終えた筆に対する感謝と供養と共に、筆作りのために毛を提供してくれた動物達に対する感謝と供養、そして書道の上達を願って浄火の中に筆を投じる神事です。

本年は「筆まつり」のイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、残念ながら開催中止となりましたが、筆まつりの祭典・筆供養式典は、町内関係者のみで9月23日(祝)に執り行いました。

一般公開は行いませんでしたが、行われた様子をSNSにてご覧いただけます。




熊野バーチャル筆まつりとは?

熊野バーチャル筆まつりとは?

広島県安芸郡熊野町は、江戸時代から伝わる筆の生産を産業の中心として「筆の都」として栄えてきた町で、書道筆・画筆・化粧筆・その他、どんな筆でもそろう日本一の筆の都です。

天保年間には筆作りが始まり、日本一の生産地に育てた先人達の労苦に感謝し、ますますの発展を願って、例年、秋分の日に「筆まつり」の祭典を行うようになりました。

筆を使う文化に携わる全ての人と筆を与えてくれる自然に「筆の都」熊野町が心をこめてお届けする年に一度の大イベントで、1日のみの開催ですが、毎年5万人ほどの来場者でにぎわいます。

神事「筆供養」は、筆づくりのため毛を提供してくれた動物たちへの感謝と供養と、使い古されて役目を終えた筆に対する感謝の気持ちを込めて、毎年何千本もの筆を神聖な火の中に投じます。

2020年及び2021年は、コロナの影響により筆まつり開催が中止となりました。多くの人が楽しみにしていたイベントを、何とか実現できないかと熊野筆事業協同組合の青年部を中心に商工会や町役場の有志が集まり熊野バーチャル筆まつり実行委員会を立ち上げて6日間のオンラインでの開催をいたしました。

⇒ 熊野筆について詳しくはこちら

世界のプロフェッショナルも使う熊野筆とは?

世界のプロフェッショナルも使う熊野筆とは?

熊野筆は、国内・海外でも有名な書道家や画家、世界的なアニメ界の巨匠や制作会社、映画製作のハリウッドや世界の高級ブランドが新作を発表するファッションショーや有名ファッション雑誌のモデルのメイクアップ・アーティストたちが、自分たちの一流の作品を作る道具として重宝しています。

熊野筆でお化粧をすれば、薄くて均等に密着し艶感や、毛穴が目立たないムラがない仕上がりに。

熊野筆で書や画を書き・描けば、流れるように引かれる美しく繊細で、優雅さのある多彩なニュアンスを自在に描くこともできます。

プロから広まり現在では、書道・絵画・アニメ・メイクなど幅広い趣味でも使われ、国内外で愛好家が多くいます。

熊野筆は、広島県・熊野町の伝統技術による、細部にまでこだわった筆で、その工程の多くは職人による手作りです。

特に書道筆は、経済産業大臣指定の伝統的工芸品として認定され、原料や製法まで厳しい基準を満たした筆のみが名乗れる日本が世界に誇る名品です。
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